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別府地獄めぐりでがっかりを防ぐ回り方と観覧券の選び方

タオルや腕時計、ノート、散策用バッグを並べた地獄めぐりの旅支度

別府地獄めぐりは、青や赤の源泉、沸き立つ熱泥や噴気を見て楽しむ観光です。温泉につかることを目当てにしていると、思い描いていた過ごし方と違うかもしれません。

しかも、7か所すべてが隣り合っているわけではありません。

がっかりを防ぐコツは、見たいものと回る範囲を決めてから観覧券を選ぶことです。青い池や泥を見たい人と、赤い池も見たい人では、立ち寄る場所も必要な移動も変わります。

予定を立てるときに押さえたいのは、次の3点です。

  • 源泉の見学と、入浴・足湯の違い
  • 見たいものと移動範囲から選ぶ地獄の組合せ
  • 個別券・共通券の料金と、時間や交通の確認点
目次

別府地獄めぐりでがっかりしやすい理由

別府地獄めぐりの見どころは、源泉の色や熱泥の動きなど、地熱によって生まれるさまざまな景観です。

入浴できる場所や施設の位置関係を知っておくと、現地でどう過ごすかを考えやすくなります。

源泉の見学と温泉入浴の違い

地獄めぐりでは、100度近い高温の源泉や、噴き出す熱湯・噴気を見学します。温泉地にある観光施設ですが、地獄の池を湯船として利用するわけではありません。

一方で、海地獄・血の池地獄・鬼石坊主地獄・かまど地獄には足湯があり、入場後は追加料金なしで利用できます。鬼石坊主地獄にある入浴施設「鬼石の湯」は別料金です。

足湯を使うなら、靴を脱いでゆっくり過ごす時間も取りたいですね。お風呂にも入る場合は、着替えを含めて見学とは別に時間を見込んでおきましょう。

移動や噴出待ちで変わる予定

対象の7か所は、海地獄の周辺にある鉄輪の5か所と、血の池地獄・龍巻地獄の2か所に分かれています。一つの園内を歩くだけで全部を見学できる配置ではありません。

二つのエリアは約3km離れています。別府地獄組合は、この区間を車かバスで移動することを勧めています。

龍巻地獄の間欠泉も、到着したらすぐに噴き上がるとは限りません。自然現象のため、噴出までの待ち時間や、噴出が続く時間が変わる場合があります。

鬼山地獄のワニの餌付けや、かまど地獄の実演を見たい場合も、実施する曜日や当日の状況を確かめておきましょう。

そのうえで見どころを比べると、時間を取って見たい場所を選べます。

見たいものから選ぶ地獄めぐりの回り方

見る対象が違う地獄を組み合わせると、源泉の色だけでなく、泥の動きや温泉熱の使い方も楽しめます。

気になる場所を探しながら、どのエリアにあるかも一緒に見てみてください。

エリア地獄主に見たいもの
鉄輪海地獄青い源泉
鉄輪鬼石坊主地獄灰色の熱泥
鉄輪かまど地獄複数の池・蒸気の実験
鉄輪鬼山地獄温泉熱で飼育するワニ
鉄輪白池地獄蒼白い池・熱帯魚館
血の池・龍巻側血の池地獄赤い熱泥の池
血の池・龍巻側龍巻地獄間欠泉

鉄輪で青い池・熱泥・実験を組み合わせる

青い池も、沸き立つ泥も見てみたいなら、海地獄と鬼石坊主地獄を組み合わせる方法があります。鬼石坊主地獄は海地獄の隣にあり、同じ鉄輪エリアで景観の違いを見られます。

さらに複数の池や蒸気の実験も見たいなら、かまど地獄を加えた3か所で回るのも一案です。

ワニに興味があるなら鬼山地獄、蒼白い池や熱帯魚を見たいなら白池地獄もあります。

一緒に行く人とも、写真を撮りたい場所や見たい生き物を話してみてください。見たいものが重なる施設から予定に入れると、回る場所を絞りやすくなります。

海地獄と血の池地獄は移動も含めて選ぶ

青い池と赤い池を見たいなら、海地獄と血の池地獄の組合せが考えられます。

この2か所は別のエリアにあるため、車やバスで移動する予定も必要です。見学先を2か所に絞っても、鉄輪内だけで回る場合と同じ移動計画にはなりません。

鉄輪内の3か所と、2エリアにまたがる2か所を比べると、見学数だけでは移動の負担が決まらないことが分かります。

鉄輪内の3か所と、海地獄・血の池地獄の2か所を回る場合のエリア数の比較

立ち寄りたい場所を地図で確かめ、エリアをまたぐ場合は、車やバスの移動も行程に入れましょう。

鉄輪5か所と全7か所の違い

鉄輪の5か所を回るなら、青い源泉、熱泥、実験、ワニ、熱帯魚館などを、一つのエリアで見学できます。

赤い熱泥の池や間欠泉も見たい場合は、血の池地獄・龍巻地獄を加えた全7か所も考えられます。その場合は、エリア間の移動や龍巻地獄での待ち時間も必要です。

共通観覧券は、購入日とその翌日の2日間有効です。翌日も別府で観光できるなら、1日に全部を詰め込まず、2日間に分けて回る方法もあります。

回る範囲が決まれば、その数で個別券と共通券のどちらが安いかも比べられます。

個別券と共通観覧券の料金を比較

観覧券には、一か所ずつ支払う個別券と、対象の7か所を見学できる共通観覧券があります。

まずは回りたい数を決めて、その予定でいくら払うかを比べましょう。

一般個人の通常料金は、大人(高校生以上)が1か所500円、共通券が2,400円です。小人(小・中学生)は1か所250円、共通券が1,200円になります。

以下は、通常料金の大人1人分を比べた表です。交通費・飲食代・別料金の入浴料や、割引は含めていません。

回る数個別券の合計共通券安い方
2か所1,000円2,400円個別券が1,400円安い
3か所1,500円2,400円個別券が900円安い
4か所2,000円2,400円個別券が400円安い
5か所2,500円2,400円共通券が100円安い
7か所3,500円2,400円共通券が1,100円安い

同じ5か所を回るなら、個別券を買うより共通券の方が100円安くなります。

一方、もともと4か所だけを回る予定なら、個別券で2,000円です。購入前に「5か所を共通券で回る」計画と比べると、そちらは2,400円なので、支出は400円増えます。

5か所目にも見たいものがあるか、立ち寄る時間があるかまで考えて選びたいですね。

大人1人の観覧料で、4か所の個別券2,000円と5か所・7か所の共通券2,400円を比べた棒グラフ

鉄輪5か所でも、全7か所でも、共通券の通常料金は2,400円です。ただ、血の池・龍巻側へ行く交通費や移動時間、噴出を待つ時間は別に必要になります。

家族で回るなら、高校生以上と小・中学生の人数を分けて合計します。たとえば大人2人と小・中学生1人が4か所回る場合、個別券の合計は5,000円、共通券なら6,000円です。

同じ家族で5か所回る場合は、個別券6,250円に対して共通券6,000円となり、共通券が250円安くなります。

共通券はどの地獄でも購入でき、入場は各施設1回ずつです。購入日と翌日の2日間で使えますが、同じ施設へ何度も入れる券ではありません。

公式の割引券には、共通券だけが対象、現金払いのみといった条件があります。利用する場合は、最新の券面で割引額・支払い方法・有効期限を確かめてください。

団体や障がい者などの料金区分も、上の通常料金とは異なります。対象になる場合は、必要な手帳や手続きも公式の営業案内で見ておきましょう。

所要時間と移動手段を決めるときの確認点

地獄めぐりの所要時間には、施設の見学だけでなく、移動や待ち時間、休憩も含まれます。

自分で回るか、ガイド付きの定期観光バスを利用するかで、時間の使い方も変わります。

個人で回る場合の時間の見積もり

選んだ施設を見学する時間に、次の時間も足して考えます。

見学以外に必要な時間
  • 施設の間を歩く時間
  • エリアをまたぐ車・バスの移動時間
  • 路線バスや龍巻地獄の噴出を待つ時間
  • 写真撮影、足湯、食事や休憩に使う時間

足湯でゆっくりしたい人と、源泉の景色を中心に見たい人では、同じ施設数でも過ごし方が変わります。帰りのJRやフェリーなどが決まっているなら、観光を終えたい時刻から逆算して移動や待ち時間も取っておきましょう。

車で回る場合は、各地獄に無料駐車場があります。施設を移るために車を使う場合は、駐車する時間も見込んでおくとよさそうです。

路線バスを使う場合は、亀の井バスの時刻表で、訪問日に使える便と乗り場を調べます。鉄輪から血の池側へ向かう便に加え、観光後に駅へ戻る便も先に控えておくと、現地を出る時刻を決められます。

龍巻地獄では、当日の噴出状況を係の方に聞き、残り時間で見学できそうか考えてみてください。入口の赤いランプは、噴き上げ間近か、噴出している状態を知らせる目安ですが、残り何分かまで分かるものではありません。

鬼山地獄の餌付けは、通常の案内では土・日曜日の10時からです。餌付けやかまど地獄の実演を楽しみにする場合は、訪問日の実施状況も確かめておきたいですね。

地獄めぐりの通常営業時間は8:00〜17:00です。臨時の変更や自然現象に関する案内は、出発前に公式の最新情報を見ておきましょう。

定期観光バスで全7か所を回る場合

全7か所をガイドと一緒に回りたいなら、亀の井バスの定期観光「別府地獄めぐりコース」も選択肢です。公式の所要時間は3時間程度で、道路の混雑や龍巻地獄の噴出状況によって変わります。

料金は大人4,500円、中学生3,500円、小学生以下2,300円で、地獄めぐりの入場料を含みます。このコースを利用するために、共通観覧券を別に買う必要はありません。

鉄輪の5か所では、ガイドの案内で約60分歩く団体行動になります。バスに乗ったまま全7か所を見学するコースではありません。

施設ごとに長く写真を撮ったり、好きなだけ足湯に入ったりしたいなら、自分で回る方法も比べてみてください。ガイドの説明を聞きながら決まったコースを回りたいか、滞在時間を自分で決めたいかが選ぶポイントです。

観光後にJRやフェリーなどへ乗り継ぐ場合は、予約前に帰着予定と次の出発時刻を照らし合わせておきましょう。渋滞や間欠泉の状況で帰着が遅れることもあるため、乗り継ぎには余裕が必要です。

この回り方が合いそうなら、亀の井バスの地獄めぐりコースで、出発場所とコースを旅の予定に照らし合わせてみてください。ページ内の「ご予約はこちらから」に、インターネットと電話の予約案内があります。

最後に、当日使う情報をスマホのメモなどへまとめておくと、移動中に探し直さずに済みます。選んだ券や交通手段に合わせて、必要な項目を控えておきましょう。

出発前にまとめておくこと
  • 組合の新着情報で確認した、営業変更や噴出に関する案内
  • 購入する観覧券の対象施設・有効期間と、使う割引の条件
  • 路線バスを使う場合は、乗り場・利用する便・駅へ戻る便
  • 定期観光を使う場合は、予約内容・集合場所・歩く区間

まとめ:見たい地獄と移動できる範囲から選ぼう

青い池や熱泥を見たいなら鉄輪内、赤い池や間欠泉も見たいならエリア間の移動を含めて、回る範囲を選びましょう。

その範囲に合う観覧券と移動方法が決まれば、あとは訪問日の営業や券の利用条件を確かめて準備できます。

出発前には、別府地獄組合の公式サイトの「営業案内」で券の条件を、「新着情報」で噴出や営業の変更を見ておきましょう。

割引を使うなら、ページ下部の「共通券・特別割引」から、最新の利用条件と券面の期限も確認してみてください。

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